益川 理美子さん
(内科医)

私がクリアゼーションと出会ったのは、1998年の初夏でした。
私は福岡で内科医をしていますが、“心地良いもの、美しいものが人を元気にする”
をモットーに“五感療法”(私が勝手に名付けたのですが)について学校や企業でお話しさせていただいたりもしています。
ですから、国内外問わず、“さまざまなセラピーを自ら経験して感じること”をライフワークにしていました。
アロマセラピーやカラーセラピーに始まり、ヨガや東洋医学、クリスタルなど素晴らしいと感じるものもあれば、私からみたら ?なものもありました。
もっとも若い私の経験なんて海の砂のうちのひと掴みにすぎないのでしょうけれど。

前置きが長くなりましたが、とにかく、アロマセラピーサロンで偶然耳にしたCDの透き通 るような不思議な歌声が忘れられず、楽しみにしていたワイン会もキャンセルしてクリアゼーションの会に参加したのでした。

白いドレスをまとい、森の湖のような瞳をした澄子さんは本当に美しく、 声のイメージにたがわぬ樹の精のような方でした。
よくありがちな“私が”というオーラは微塵も感じさせず、自然に微笑んでそこに座っていました。

安心して目を閉じ、歌が始まると、フワーッとして手のひらが温かくなり、そして体が 無意識のうちに揺れていました。(気功でいう自発動(じはつどう)功(こう)のようなものでは?)
歌声は透明で、昔 母が歌ってくれた子守唄のように懐かしく、ただ身を委ねていました。

優しい鈴の音で目を開けると、景色がクリアーに見え、清々しい気分でした。
そして何故だか自分をとても“いとおしく”思えました。
何か自分でも気づいていなかった心の穴を 温かくていい香りのする泉で 満たされたような感じ。
メディテーション(瞑想)は何度も経験していましたが、それは私にとって 始めての不思議な感覚でした。

この幸せ感を一番味わってほしい…と思ったのは、父でした。


父は総合病院の院長(現・理事長)として長年患者さんのために医療一筋に頑張ってきた人で、患者さん方からの人望も厚く、同じ医療人として本当に頭が下がる思いです。
しかし その反面、幼い頃母親に育てられなかったトラウマを深く引きずっており、“自分自身を愛する、楽しませる”ことについては不得意でした。そんな不器用な父を私たちは心から愛していましたが、家族の中にはいつも緊張が走っていました。

“父を癒さなければ何もはじまらない”とばかりに父の入浴中に横からアロマオイルをたらしてみたり、ヒーリングミュージックをかけてみたり、父の座る位 置に“楽に生きる”旨の本をさりげなく(?)置いてみたり…
思えば私が癒しの研究を始めたのもそんな父の存在があったからにほかなりません。

そして とうとう“運命の日”がやってきました。
入口を目の前にて“やっぱり帰る”という父をなだめすかして会場に引っ張り込みました。“やった!ここまでくればこっちのもの!”と思う反面 、“無理やりだったかな?途中で怒りだしたらどうしよう…”と後悔の念がわきおこりました。
そんな心配をよそに会場は暗くなり、いよいよ澄子さんの歌が始まりました。
…が、私はそれどころではありません。恥ずかしがってうしろのすみっこにいる父のことが気になって薄目をあけて振り返ってばかりいました。
“途中で逃げだすんじゃないか”と思って…。
しかし、私が一番父に歌って欲しかったフレーズを偶然にも父のところで歌って下さっている澄子さんを見て、ほっと安心して目を閉じました。
そのフレーズはこうでした。
“忘れないでね 海の深い青さを 母のようにいつもいやしてくれる Ave Maria”

クリアゼーションの終わりを告げる鈴が鳴り、会場が明るくなりました。
あ~よかった。と一息つくのもつかの間、澄子さんがうしろのすみっこの父にマイクで“いかがでしたか?先生!”と聞くのです。
私は“わ~ やめてやめて!”と目を覆いました。
…すると意外や意外、父の口からでた言葉は“大変心地よく、素晴らしかったです。来てよかった。ありがとうございました。”というものでした。
会場から拍手がわき、明るくなったライトに照らされた父の顔を見ると、とても穏やかで、静かでした。

その帰りに父と見た満月はまるで生まれて初めて見るように美しく、 空高く輝いていました。

それから父は「患者さんやスタッフにもクリアゼーションを受けてほしい」という私の願いを聞き入れ、院内でクリアゼーションの会を開くことができました。
会に参加できないベッドに寝たきりの方ひとりひとりにも、澄子さんは頬をなで、手を握りながら歌って回って下さいました。患者さんの痛みが伝わって涙を流しながら歌う澄子さんの姿に私もスタッフも深く感銘を受けました。
その後、副院長(現・院長)が“医療の原点を見た思いがした”とポツリとつぶやきました。

こうやって澄子さんとの御縁をいただき、今では毎年来ていただいています。お年寄りが多いのでリクエストした童謡もCDになり、みんな「今年はいつ来るの?」と心待ちにしています。
特に1999年の病院の29周年記念では 父が医師会館を借りて、(“医師会館でヒーラーのコンサートなんて前代未聞!”と言われました)費用も出してくれて、スタッフみんなで手作りのコンサートをしました。患者さんだけでなく県外からも来られ、300人近く集まりました。
Jeyさんのピアノも最高で、忘れられない一日となりました。

以上が私個人のクリアゼーションとの出会いです。

さて、ここからは少しまじめなお話になりますが、 医療の視点からみたクリアゼーションについて書かせていただきます。

クリアゼーションをしていたら 不眠症が治った
痛みがへった
血圧が下がった
胃の調子がよくなった etc、

いろんな声を聞きますが、それはあやしげでも何でもなく、以下のようなことが推察されます。(実際に脳内伝達物質等を測定するのは困難なのであくまでも仮説であり、また効果 にも勿論個人差があると思いますが)

1) 交感神経の過緊張を抑制し、自律神経のバランスが良くなる。
(→不眠症改善、血圧安定)

2) アドレナリンやノルアドレナリン(ストレス時にでる)が減少し、セロトニン(安定)やエンドルフィン(至福)などの脳内伝達物質の放出が促進される。
(→痛みが減る、うつ症状の改善)

3) 大脳新皮質(“人間の脳”:現代人はこちらを使いすぎる傾向にあり、そのアンバランスがさまざまな現代人の問題を引き起こしているといっても過言ではありません)が抑制され、動物の脳が賦活化される
(→生命力アップ、本来の自分らしくなる、直感が冴える)

4) 東洋医学でいうところの“気”のめぐりがよくなり、血行も改善する。
呼吸が深くなる etc、
このようなことで免疫力や自己治癒力の活性化がおこるのではないかと考えています。(もちろんそれだけでははかり知れない何かが あると思いますが…)

世の中にはさまざまな癒しのセラピーがありますが、心とは畑のようなもので、長年、傷ついてそれを無視し続けると、心はカチカチのコンクリートのようになり、どんなにいい栄養や水を与えても染み込んでいきません。(アドレナリンなどのストレスホルモンのレベルが高いと微細なエネルギーに対して鈍感になるそうです)
クリアゼーションはカチカチになった心を柔らかく耕してくれるようです。
また、家族(特に母親)との関係性にトラウマがある人に特に有効のように、私個人は感じています。

巷ではデトックス(浄化)が流行っており、私も指導させていただいていますが、クリアゼーションは、お金もかからず、いつでもできる心のデトックス法だと思います。
1人1人の心やオーラが浄化されて輝けば地球全体も輝き、明るい未来につながっていくことでしょう。

同じ時代にたくさんの星の中からこの地球を選んで生まれてきた私とあなた

思い切り“今”を楽しみましょうね! enjoy ♪♪♪

益川 理美子

Copyright © 2018 Cleazation.com All Rights Reserved.