内藤 容子さん
(イベントコーディネーター)

初めてお会いした澄子さんは、自己紹介の後、踊りを見せてくださいました。私も知っている耳馴染みの曲がかかり静かに踊りが始まると、すぐに惹きつけられました。それはフラダンスだと後で聞いたのですが、私が知っていた、レイをかけた太目の女性のダンスとは趣が全く異なっていて驚きました。澄子さんの踊りの印象は、「神々しい」でした。

やさしい表情、しっかり見つめる目。メッセージを届ける手と足の運び、そしてしなやかに波打つ腰。その全てで現わされた「女性」に包まれて、私が確かにここにあるのだということを強く感じました。そして気が付くと、右目が涙を流していたのでした。きっと、意味があるのでしょう。

「さあ、始めましょう。」澄子さんのてきぱきとした声で クリアゼーションが始められました。クリアゼーションが何をするものなのか詳しく聞いていなかった私ですが、「自分の心のままに」だけが今日の私のテーマだとは決めていました。

静かな曲が流れ、目を閉じゆったりと呼吸する。それは海の中で流れに身を委ね、ただただ波に揺られているような心地良さでした。まるで、海中の草とでもなったかのように。

そのうちに、私を訪なってくるものがいることに気が付きました。奇妙なことに、それは「目」でした。遠くから近づいてきて、私の目の前で止まります。一つだけの強烈なまなざしが、まっすぐに私の奥の奥をつかむように見つめてきます。
「気味が悪いな」。だけどそれは消えてはやってきて、また消えてはやってきます。それぞれ違う、いくつもの「目」が私を見にやってきました。
 
「目」は私を見定めていると、最初感じました。そのうちに、ふと「目」が強烈なだけでなく、温かくもあることに気づきました。急に、私は見守られているのだと思え、「目」が見ているもう一人の自分がいることを、自分の中に感じたのでした。まるで、レントゲンで見えないものを見るように全てを見透かされた、そんな感覚でした。

初めて受けたクリアゼーションは、いくつかの不思議な経験をくれました。その中でも一番驚いたのがありました。

二十歳のころ、3ヶ月ほど毎晩のように見ていた夢がありました。それが今回、クリアゼーションの最中に16年ぶりに出てきたのでした。
その夢は、言葉で表現するのが難しいのですが、形を持たない形が回りながら絶えず動いていて、その様子を少し離れたところで私が見ている、という夢でした。

なぜ今この夢が・・・と思っていると、どこからか女の人の声が聞こえます。誰かが宙に向かって叫んでいるのです。「ありがとう」。
 
「ありがとう」。私の中でその声が大音響で鳴り響くとすぐに、絶えず動いていた形のない形の真ん中で、何かが動き始めるのが見えました。
私が感じたそれは「生命」。
私は「生命」が生まれる瞬間を見たのでした。
それは「ありがとう」が生み出した生命。
言霊の働く瞬間を私は見たのだ、と思いました。

曲が終わり、目を開けて何気なく見たのは、私の夢の中で宙に向かって叫んでいた人でした。ああ、あの人は澄子さんだったんだと、胸にすとんと落ちました。
そして、膝の上には澄子さんによって、そっと置かれたティッシュが・・・。涙と鼻水でぐしゃぐしゃだった私をさらにぐしゃぐしゃにしたのは言うまでもありません。

別れの挨拶のあと、澄子さんは「じゃあね」と笑って、少女のような後ろ姿を残して走り去りました。とても素敵で、強烈な印象を残して。

家に帰ってからしばらく、私は愛があふれているのを強く感じました。まるで、私の中に神様が宿ったようです。子供たちがとても愛らしく、とても力強く思えます。

澄子さんと澄子さんに合わせてくれた大切な友人に、心からの感謝をささげます。
そしてもしも、次回があるならば。
澄子さんの和装の舞も拝見できたら・・・とひそかに願っています。
楽しみにしています。
ありがとうございました。

内藤 容子

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